理事長所信

基本理念

万里一空

~すべての理は一つの空に帰する。目指す先はひとつ~

 

基本方針

1.公益な法人である組織力の向上

2.自己超越を育む例会の運営

3.持続可能な未来を担う人材の育成

4.未来をつくる会員拡大

5.国際交流を通じたグローバルな人材の育成

 

意見書

 

【はじめに】
1953年に7名の先輩が発起人となり中津青年会議所は創立されました。それから今日にいたるまで、地域の様々な課題にあわせた事業を展開してまいりました。まちをよくする為には、まちの事を想う人を一人でも多く増やすこと。私もそのように思います。青年会議所ではそのような想いをもった人材が多く在籍しています。目まぐるしい変化があるこの時代に私たちができる活動とはどのようなものでしょうか。福沢諭吉先生は「空想はすなわち実行の原案」という事をおっしゃっていました。思い描き実行を繰り返してきたからこそ現在の中津があると思います。私たちは「明るい豊かな社会の実現」というひとつの大きな結果に向かって、たゆまぬ努力を続けていく事が必要であります。
 
【公益な法人である組織力の醸成】
中津青年会議所は公益法人認定法により公益性の認定を受けた法人です。透明性の高い正確な財務管理を実施し、私たちの社会にさまざまな好影響を与えうる事業を行っていく必要があります。今一度原点に立ち返り、公益的な事業を通じて持続可能な地域社会の形成のために運動を展開していかなければいけません。公の利益を追求していく運動を展開していくことで自己の成長にもつながるのです。この組織が進むべき方向を再認識し、正しい道を進んでいきます。
 
【自己超越を育む例会運営】
マズローの欲求5段階説(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、尊重欲求、自己実現欲求)ではマズローは晩年、5段階の欲求階層の上に第6段階の「自己超越」の段階があるとしていました。自己超越とは社会をもっと良くしたい、世界の格差をなくしたいなど、他者や社会などの自分の外にあるものに対する貢献が志向されており、自分のエゴを超えたレベルでの理念を実現したいという欲求す。その領域に達する事ができるのは全人類の2%程と言われています。私たち青年会議所メンバーはその自己超越を育むような環境をつくりあげる必要があります。月に一度の貴重な例会では緊張感をもって実施し、理事の誇りをかけた高い出席率を目指します。そして、広報活動を通じて私たちの運動を広げ、人の意識と行動に変化をもたらし共感を得る事こそが必要なのです。
 
【持続可能な未来をつくるための人材の育成】
2020年に学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)が世界情勢や社会の変化に応じて約10年ぶりに新しくなり、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されました。
つまり持続可能な開発目標の担い手の育成です。社会で起きていることをジブンゴトととらえ、サステナブル(持続可能)な未来をつくるための知恵や価値観を育んでいく事が必要なのではないでしょうか。そのうえで、ジブンゴトとして2030年にはどうなっていればいいのか?そのために自分ができることは何か?を考え、社会に対する責任感を育みます。
 
【未来をつくる会員拡大】
数は力なり。会員拡大活動でよく聞く言葉だと思います。私も決してその考え方は間違いではないと思います。青年会議所は単年度制で毎年、事業や組織が変わりますが、創立されて以来、唯一途絶える事なく継続している事業が会員拡大です。言うまでもありませんが、会員拡大をやり続けなければやがてLOMがなくなるからです。私たちは明るい豊かな社会を築くという目的を掲げて運動を行いますが、LOMがなくなってしまえば運動を行う事ができません。しかし、私たちは何の為に拡大をするのかを今一度よく、考えてください。会員拡大というのは青年会議所の事を知らない方にその魅力を伝え、組織に関わってみようという意識変革の機会を提供しているのです。そして、入会候補者が私たちの同志となってくれれば、社会により大きなインパクトを与える運動を展開する事ができ、企業や私たちが住み暮らすこの地域を活性化する事に繋がるのです。
 
【国際交流の機会の提供と永続的な友情】
最近はメディア等で友好的という言葉をよく聞くようになりました。友好的というのは相手の国をそのまま素直に認め、あるがままに見ることが出来るという関係の事です。グローバルな社会の現在においては国境を超えた協力と協働は必要不可欠でありますが、国際交流では政治レベルの対応に国民が左右されてきた事もあります。しかし、将来的にも安定性のある国民レベルでの交流が大事で、直に触れ合う事が必要です。晋州青年会議所とは49年目の交流となります。共に未来志向の関係を考え、友情を育んでまいります。
 
【結びに】
私が中津青年会議所に入会したのは26才の時。23歳で父を亡くし、目標とする背中を失い、自分自身を叱ってくれる人もいない中、青年会議所に入会しました。入会してみると誰も知り合いがいない為になかなか会になじめずにいました。ある日、勇気を出して自分より、ひと回り以上も離れているメンバーに声をかけ、社会人として経営者として未熟であった私に様々なことを教えていただきました。そこからは沢山の先輩方に指導していただき今日に至ることができています。いつか青年会議所の旗をおろす時があれば、その時は私たちが掲げる明るい豊かな社会になっている事と思います。その時が1日でも早く来るために、入会して14年目となる今までの経験のすべてを活かし、中津青年会議所と地域の為に万里一空の精神で努めますことをここにお誓い申しあげます。

公益社団法人中津青年会議所
第69第 理事長 上野利浩